2026/10/15 09:30
クーラ・シェイカーが、1996年にリリースしたデビュー作『K』の30周年を記念して、オリジナル・メンバーによって再構築/再録音した新バージョン作『K-リインカネート』を2027年2月5日にリリースする。また同発表に合わせ、彼らの代表曲の一つ「ゴヴィンダ」の新バージョンもMVと共に公開となった。
UKアルバムチャート1位に輝き、「ヘイ・デュード」、「ゴヴィンダ」、「タッティヴァ」といった名曲の数々が収められた90sブリット・ポップを代表する名盤『K』。そんな歴史的傑作を再構築した本作は、南デヴォンのミドル・ファーム・スタジオで2インチテープにライブ録音され、2025年のアルバム『ワームスレイヤー』を手掛けたピーター・マイルズとアッシュ・ハウズによってミキシングが行われた。バンドは、本作を単なるレプリカやありきたりな記念再発盤ではなく、“生き続ける作品”として捉えようとした。アルバムを曲順通りに演奏し、30年にわたるライブ活動を通じて楽曲がどのように進化してきたかを記録した。
再録というアイデアは、当初はバンドにとって魅力的なものではなかった。周りから『K』の新たなバージョンを録音するように勧められていたものの、1996年に属していた瞬間を再現しようとする試みは、不自然なものに感じられた。『ワームスレイヤー』の制作中に、全アナログのミドル・ファーム・スタジオでプロデューサーのピーター・マイルズと取り組んだ経験が、別の可能性を示してくれた。それは、過去を再現することではなく、新たな演奏を通じてその精神を呼び覚ますことだった。
クーラ・シェイカーは、「それこそが『reincarnate(転生)』という言葉の真の意味だ――『K』を複製することではなく、ライブで演奏し『新たな肉体』を与えることで、その精神を呼び覚ますことだ。それが現在においてもなおどのように生き、息づいているか、そして30年にわたるライブを通じて、それらの楽曲がどのように自然に進化してきたかを探求することだ」とコメントしている。
また、このセッションを機に、バンドのアーカイブも再び開かれた。「シャワー・ユア・ラヴ」、「ハッシュ」、「ドロップ・イン・ザ・シー」は、いずれも当初の『K』のレコーディングセッション中に録音されたものの、完成したアルバムには収録されなかった楽曲だ。『K-リインカネート』では、これらがトラックリストに復活し、オリジナル曲と並んで新たな順序で収録されている。
最も注目すべきは、2インチのマスターテープから発見された未完成の録音「シーズ・ソー・フリー」だ。ピアノ、アコースティック・ギター、リード・ボーカルで構成されたこのトラックは、1996年にバンドがスタジオを移動する際に紛失し、その後忘れ去られていた。発掘されたこの曲を、クーラ・シェイカーは2026年に新たな楽器編成とボーカルを加えて完成させ、現在のバンドと1996年の当時の自分たちが共演するレコーディングを生み出した。
「『K』は、私たちの青春のサウンドトラックでした。何でも可能だった、あの魔法のような時代。この『K』の復活版をぜひお楽しみいただき、皆さんの心もいつまでも若々しくあり続ける一助となれば幸いです」とメンバーは述べている。
なお、クーラ・シェイカーは、2027年1月にSGCホール有明で開催される【rockin'on sonic 2027】に出演が決まっている他、同年2月からは英国およびヨーロッパを巡るヘッドライン・ツアーをスタートさせる予定だ。
◎リリース情報
アルバム『K-リインカネート』
2027/2/5 RELEASE
https://smji.lnk.to/KulaShakerGovindaReinkarnate
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